合成洗剤の問題点 4
合成洗剤による催奇性については、ある大学教授がネズミへの塗沫実験ではじめて報告されました。
その後、4大学の共同研究(1974~78年)が行なわれています。
班長の京都大学の教授(現名誉教授)が、周囲の反対にもかかわらず、催奇性はないとの班長報告が行なわれ、厚生省、マスコミ、業界などがこれを一方的にとりあげてきたといういきさつがあります。
他方で、メダカの卵を30ppm程度の合成洗剤液に3時間つけると高率で奇形が発生するという事実が、三重大学のある教授によって報告されています。
さらに、両せい類のオオサンショウウオの卵でも15ppm程度の合成洗剤液に24~48時間ふれさせたあと自然水にもどす実験でも、顕著な奇形を生じることを羽鳥博士が発表していることにも注目したいと思います。
このような魚類、両せい類のなどの発生過程での合成洗剤による奇形の発現については十二分に再現性があり、学界の定説になっているといってもよいでしょう。